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【ほ~るもんは母の味】

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【ほ~るもんは母の味】

暖かみがあり愛情が詰まっていた母の味。

公認レシピライターの岩佐優です。

太平洋の荒波をうける小さな漁村で育ちました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは!

心に沁みる料理を作っています。

関西のそこらじゅう、食べ物やさんなどでは、

牛豚のモツをホルモンといって出してます。

この名前のいわれが

「捨てるもの→放るもん→ホルモン」

ということでよく知られていますけれど、そのひそみにならえば、

小さい頃のとうちゃんのごはんはさしずめ「ほるもんご飯」。

いつもの「魚のアラのはいったおから」に、「魚まるごとの煮こごり」。

ところが、これがおいしいんです。

「捨てるところほどおいしい」っていう

俗説は、ここでも当てはまりそうです。

ここに漁師町の風土と素材を大切にする意気、母の愛情があります。

後になりましたが、日々のいのちをつなぐ糧食を

かりそめにも「ほるもん」といって、もうしわけありません。

放るものではありませんがもうひとつ、

おもしろい名前で「かくやのこうこ」というのがあります。

いつも卓袱台の隅にどんぶり盛りでおいてありました。

見た目は地味なんですが、なかなかとんでもない逸品です。

ぬか漬けの容器に手をぐーっとつっこんでぐるっとかきまわしてみてください。

古漬けのひとつふたつが眠っていたらラッキー!


「かくやのこうこ」「覚弥の香々」の簡単レシピ

材料

たくあんの古漬け(ほかに白菜、茄子など塩漬け、ぬかづけの野菜ならなんでも)

生姜

醤油

すり胡麻・削り節

*分量はご自分の好みでどうぞ

作り方

①たくあんでも茄子の塩漬けでも、古漬けを細かく刻んで水に放して塩抜きをします。
 
②塩を抜きすぎると、味がぼけてしまいます。

③ほどほどに塩分が残っている頃合いをみて笊に上げ、水気をしぼっておきます。

④生姜をすりおろして醤油と混ぜたのを、しぼった漬物に混ぜ合わせます。

⑤生姜はしぼっても、細かく刻んだものでもよろしいですよ。

⑥出来上がったらすり胡麻を上からかけます。

*日本料理で、細かく刻むことを「かくや」と言うそうですが、
  本来は「たくあん」を細かく刻んだものと聞いています。

*温かなご飯の上に乗せ茶漬けにして食べるとたまりません。

朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」で原田泰三造さん扮する父ちゃんに

娘の卯野め以子ちゃんが

『父ちゃんがつくるとどんな料理もみんなフランス料理だよ』

というひとコマがありました。

やはり33年前シンガポールで仕事の最中、地元の食材を使い日本料理を

作ることに悩んでいる時、土地の方から

『大丈夫、岩佐さんが料理をするとみんな日本料理なんだから』と

勇気付けられたことがありました。

ここでも素材を大切にする意気、人の愛情が大切であることを実感します。

今朝の「ごちそうさん」でも「ほ~るもん」のお話でしたね。

愛情は、どんな困難な時にも、

生きる人が大切な人々を支える原動力となります。

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公認レシピライター

人生に捧げる沁み沁みごはん塾

岩佐 優

http://kyoutousagiya.jimdo.com/

https://www.facebook.com/masaru.iwasa.5

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